印刷の未来は、白紙だ。アイデア次第でもっと面白くできる。印刷の未来は、白紙だ。アイデア次第でもっと面白くできる。

印刷の未来は、白紙だ。
アイデア次第でもっと面白くできる。

諦め悪いぞ、松和人。

製本部 S・KPostPress Department

OUR CULTURE

紙に命を吹き込み、製品にする仕事

例えば、ホテルの部屋に備え付けてあるメモ帳。あるいは、金融機関の窓口にある伝票など。紙に加工を施して、暮らしに欠かせない様々な「紙製品」に仕上げるのが私たち製本部の仕事です。一口に製本といっても、紙を揃えて切り落とす断裁から、順序正しく重ねる丁合(ちょうあい)、貼り合わせて冊子にする糊付けなど複数の工程が存在しています。中でも、特に手間を要する作業が糊付けです。例えば契約書などの複写伝票は、1枚目に記入した文字が下の用紙にもズレなく複写されるよう、しっかりと糊付けする必要がありますが、伝票作成後は用紙をきれいに剥がせなくてはなりません。糊の塗布量が多すぎると固まってしまい、逆に少なすぎると用紙がバラバラに剥がれ落ちるため、繊細なさじ加減が求められるのです。
このように時間のかかる手作業がある一方、多い時は1日に1,000冊以上の製本を行う場合もあり、納期を守るためにはスピードも欠かせません。「一つひとつの作業を丁寧に、手際良く、きっちりやろう」その合言葉を交わし、今日も私たちは持ち場で紙に命を吹き込むのです。

紙に命を吹き込み、製品にする仕事紙に命を吹き込み、製品にする仕事

社会に役立ち、人を笑顔にする紙の力

「このメモ帳に、いつか子どもたちが旅の思い出をお絵描きしたりするのかな?」製本作業をしながら、ふとそんな想像をして嬉しくなることがあります。印刷会社の業務は、外側からは見えにくい言わば影の仕事です。けれど、私たちが手がける紙製品は、社会の至るところで役に立ち、誰かを笑顔にしている。その価値をもっと多くの方に知ってほしいし、私たち自身の工夫で発信できることもあるでしょう。例えば、裁断くずを再利用したペーパークラフトを作ったり、地域の方に印刷の工程を体験してもらう工場見学を開くなどすれば、もっと紙に興味を持つ人が増えるかもしれません。デジタル化の流れで印刷業界は逆風と言われますが、アイデア次第で可能性は無限に広がるはずです。白紙の未来に今後、私たちは何を描けるだろう?そんなワクワクした期待を胸に、自分自身も進化を続けていきたいと思います。

社会に役立ち、人を笑顔にする紙の力社会に役立ち、人を笑顔にする紙の力

松和印刷に製本部ができたのは2020年のこと。
以前の職場で製本業務の経験があった私が入社する
タイミングで発足し、以来当社は印刷から
製本・梱包発送までを一貫体制で対応しています。

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